[2010.8.16掲載]

夏にご用心!
日焼けに気をつけよう

 
(平成22年度施設公開 理化学部薬事毒性グループ)

夏の日焼け!

ここでは、紫外線が人に及ぼす作用や影響、日焼け止め化粧品(サンスクリーン剤)などの紫外線を防ぐ化粧品についてお話します。

紫外線 (UV) にはどんな作用があるのか?
紫外線は、太陽から届く目に見えない光で、波長の短い光を指します。
紫外線は、波長によって、A、B、Cに分けられます。
 
地表に到達する紫外線には、波長が短い「UVB」と呼ばれる紫外線とそれより波長が長い「UVA」と呼ばれる2種類があります。
この2種類の「UVA」と「UVB」が日焼けの原因になります。

紫外線は、波長によって異なる作用を有し、健康に様々な影響を与えます。

 

 
紫外線(UV)は人の健康にどんな影響があるのか?
       悪影響
     

       UVB の効果

少量のUVBは、皮膚で、カルシウムの代謝に必要なビタミンDを作ります。
 

       紫外線照射による急性傷害

紫外線(UV)を防ぐ化粧品
  紫外線を防ぐ化粧品(日焼け止め、サンスクリーン剤)には、効果を示す目安が表示してあります。
これは、皮膚1cm2あたりに、化粧品2mg、または2μLを塗ったときの防止効果の程度を値で示したものです。
    

SPF ( Sun Protect Factor ); UVB を防止する目安

  UVBをあびることで、翌日に肌が赤くなる性質を利用した測定方法で求めます。
SPFは、2〜50+ までの数値で表されていますが、数が多いほど高い効果を示します。
 

PA(Protection Grade of UVA);UVAを防止する目安

  UVAをあびた直後に、メラニンの酸化で起こる即時黒化(肌が黒くなる)の性質を利用した測定方法で求めています。
PAは、+〜+++ までの記号で表されていますが、+が多いほど高い効果を示します。
 
日焼け止め化粧品
日焼け止め化粧品には紫外線が肌の内部に届くのを防ぐ成分が配合されています。主な成分は、紫外線散乱剤紫外線吸収剤です。これらが単独又は組み合わせて使用されています。効果が高い製品には、これらの成分が多く入っている傾向があります。
肌の弱い方や子供さんが日焼け止め化粧品を使用する場合は、含まれている成分を確かめて自分に合った日焼け止めを使うことをおすすめします。

成 分

紫外線散乱剤

紫外線吸収剤

作 用

紫外線を反射して日焼けを防ぎます。

紫外線を肌の表面で吸収します。

代表的な物質

酸化チタン、酸化亜鉛

ケイ皮酸誘導体 (メトキシケイ皮酸オクチル等)
ジベンゾイルメタン誘導体 (t - ブチルメトキシ
ジベンゾイルメタン等)

日焼け止めは水、汗などにより落ちてしまう事もあります。
 
<参考>

化粧品について

一般に化粧品と呼ばれているものには、「化粧品」と「いわゆる薬用化粧品」があり、「いわゆる薬用化粧品」は「医薬部外品」に含まれています。どちらも薬事法で品質や有効性、安全性及び使用目的について厳しく規制されています。
  「化粧品」とは、"人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることを目的とされているもの"と薬事法に定義されています。
  「いわゆる薬用化粧品」とは、化粧品に特定の成分を加え、何らかの効能・効果(主に予防を目的として)の目的を持たせたものです。

「化粧品」、「いわゆる薬用化粧品」ともに、「人体に対する作用が緩和なものをいう」と薬事法で定義されています。また、薬事法の規定に基づき化粧品の基準を定めています。その中で、保健衛生上の危険を生じるおそれのあるものについて、配合を禁止したり、配合を制限している成分等が規定されています。

 

化粧品の海外土産、個人輸入にもご注意を!

厚生労働省<医薬品等の個人輸入について>よりの抜粋です。

一般の個人が、自分で使用するために、輸入(いわゆる個人輸入、海外から持ち帰る場合も含みます(海外土産))する場合は、原則として営業のための輸入でないことの証明をうける必要がありますが、以下の範囲内については特例的に、税関の確認を受けたうえで輸入することができます。ただし、他の人へ売ったり、譲ったりすることは認められません。
  ○ 医薬部外品など
  日本の薬事法では、いわゆる薬用化粧品など、人体への作用が緩和なものについて医薬部外品とみなされる場合もありますが、個人輸入に関しては医薬品と同様の取り扱いとなります。
  ○ 化粧品
    ● 標準サイズで1品目24個以内
  ※例えば口紅の場合、ブランド・色等にかかわらず24個以内

化粧品などの個人輸入は、危険性と必要性をよく考えて

日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、薬事法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。
不衛生な場所や方法で製造されたものかもしれません。
虚偽又は誇大な効能・効果、安全性などを標ぼうして販売等されている場合があります。
正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません。
個人輸入された医薬品等の使用による健康被害の事例が報告されています。
一般の方が自己判断で使用して副作用や不具合などが起きると、適切な対処が困難な
おそれがあります。

<医薬品等の個人輸入について>

啓発パンフレット「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ」


 


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