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指定研究

[2017.3.29 掲載]

平成28年度指定研究の概要

本庁又は出先機関が定める指針などにより実施する研究です。
本年度は、政策局 政策部 科学技術・大学連携課 「神奈川重点実用化研究事業」2課題、「神奈川地域資源活用研究事業」1課題、ヘルスケア・ニューフロンティア推進局「最先端医療製品等実用化推進事業」1課題を実施しています。


神奈川重点実用化研究事業(政策局)

No.

研究員

研究課題(概要)

1

古川 一郎

微生物部
細菌・環境生物G

病原体を検出する迅速方法に資する開発研究:SmartAmp法プライマーの評価および特異性・交差反応性パネルの開発

淋菌感染症の臨床現場では薬剤耐性菌が大きな問題となっている。薬剤耐性の機序は耐性遺伝子の保有あるいは薬剤耐性に関連する遺伝子の変異等が知られており、遺伝子レベルでの耐性菌の検出が可能である。
本研究では薬剤耐性菌の迅速検出法の開発を目的として、当所に保存されていた臨床分離株について薬剤の最小発育阻止濃度を測定し、このうち53菌株について全ゲノム配列を解析した。

2

秋山 晴代

理化学部
薬事毒性・食品機能G

免疫療法の事前評価系の構築と低アレルゲン性食品の評価法の確立

本研究では、近年開発された超高感度アレルギー試験法EXiLE(IgE Crosslinking-induced Luciferase Expression)法を応用し、アレルギー症状の中でも最も重篤なアナフィラキシーのリスク低減法の開発を目指し、臨床/食品機能評価の2側面からアプローチした。具体的には、免疫療法のアナフィラキシーリスクを評価する新しい事前評価系構築を目指したほか、低アレルゲン食品の簡易・高感度スクリーニング法を確立して県産農産物に応用した。


神奈川地域資源活用研究事業(政策局)

No.

研究員

研究課題(概要)

1

甲斐 茂美

理化学部
薬事毒性・食品機能G

のらぼう菜の品質特性・機能性評価と新規利用に関する研究

「のらぼう菜」はアブラナ科に属し、花茎を食用とする地域伝統野菜の一種で、神奈川県内では川崎市内等で作られているが、東京や埼玉などでも生産されており、神奈川県における地域特産品としてのアピール力向上と差別化が求められている。
本研究では、神奈川県農業技術センターとの共同研究により、「のらぼう菜」の食味関連成分・機能性成分等を分析評価するとともに遺伝解析により遺伝的背景を明らかにする。平成28年度は「のらぼう菜」の機能性成分等の探索を中心に研究を進めた。


最先端医療製品等実用化推進事業(発がん性分析法実用化展開事業)(ヘルスケア・ニューフロンティア推進局)

No.

研究員

研究課題(概要)

1

大森 清美

理化学部
食品化学G

神奈川県発 「Bhas42細胞形質転換試験法」の国際実用化に関する研究

非遺伝毒性発がん物質の検出法として神奈川県が開発したBhas42細胞形質転換試験法(Bhas42CTA)は、2016年1月にOECD Series on Testing & Assessment No. 231のガイダンスドキュメントとして国際認定された。Bhas42CTAは、インビトロ発がんプロモーション試験としては世界初の国際認定試験法となったが、更にOECDテストガイドラインとしての認定を目指すため、メカニズムの解析と細胞のがん化を証明する研究を行った。メカニズム解析では、トランスクリプトミクス解析を理化学研究所との共同研究、プロテオミクス解析を横浜市立大学先端医科学研究センターとの共同研究により実施した。細胞のがん化の証明は、横浜市立大学医学部との共同研究により動物実験を実施した。

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