調査研究の基本方針と前年度の実績

[2017.4.12 更新]

1.調査研究課題の体系

調査研究課題の体系は下記の表のとおりです。

試験検査業務との一体性を確保しながら、下記の表の4つの大課題、16の中課題に沿って、計画的、効率的に調査研究を行っていきます。

大課題のうち「健康増進と疾病の予防への取り組み」は、近年における県民の健康志向や生活習慣病対策への取り組みの強化を背景として設定しました。アレルギー予防対策、疾病予防、食品の機能性評価等の調査研究は、この中で展開していきます。

調査研究の重点分野

大課題 中課題 調査研究の対象
1)感染症の監視と予防への取り組み ①新興・再興感染症等の対策
②性感染症対策
③輸入感染症対策
④遺伝子迅速診断の開発と分子疫学
⑤薬剤耐性菌対策
①新型インフルエンザ、結核など
② HIV、淋菌、梅毒、クラミジアなど
③ウエストナイルウイルス、デングウイルス、狂犬病など
④PCR 法など
⑤結核菌、マイコプラズマなど
2)食品・医薬品の安全・安心への取り組み ⑥食中毒防止対策
⑦食品汚染監視対策
⑧食品の安全確保対策
⑨医薬品等の安全性確保対策
⑥ノロウイルス、O157 、サルモネラなど
⑦農薬、重金属、カビ毒など
⑧添加物、遺伝子組み換え食品など
⑨医薬品・健康食品など
3)くらしの安全・安心への取り組み ⑩生活環境の安全
⑪飲料水安全確保対策
⑫室内環境保全対策
⑬化学物質危害防止対策
⑩環境放射線、衛生害虫など
⑪農薬、クリプトスポリジウムなど
⑫ VOC、ホルムアルデヒド、カビなど
⑬危険ドラッグ、家庭用品など
4)健康増進と疾病の予防への取り組み ⑭アレルギー予防対策
⑮食品の機能性評価
⑯新技術の開発
⑭食物アレルギー、ダニアレルギーなど
⑮食品素材、ニュートリゲノミクスなど
⑯抗菌性能、発がんリスク評価など

2.調査研究課題の選定

主として次の2つの視点から、調査研究課題を選定します。

行政ニーズに沿った調査研究課題(検査法の改良、開発等)であって、その成果が試験検査に還元できるもの。
予防的・予見的な観点からの調査研究課題(リスク評価、安全性評価、疫学調査等)であって、その成果が県民の健康被害の予防・拡大防止、健康の保持・増進に資するもの。

3.前年度の実績

平成28年度の調査研究課題は65課題で、内訳は、経常研究9課題、指定研究4課題、助成研究4課題、共同研究40課題、受託研究7課題、特定研究(プロジェクト研究)1課題となっています。

特定研究(プロジェクト研究)では、衛生研究所の有する技術、フィールドの強みや専門性を発揮して、大学、他の県試験研究機関等と連携しながら、県全体の行政課題の解決に向けた組織横断的な共同研究や産学公共同研究を行っています。そして、平成25年度より、文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム(生体内代謝を考慮した細胞形質転換試験法の開発)に参画し、調査研究に取り組んでいます。

指定研究では、発がん性分析法実用化展開事業として、「神奈川県発Bhas42細胞形質転換試験法の国際実用化に関する研究」と、神奈川重点実用化研究事業として、「免疫療法の事前評価系の構築と低アレルゲン性食品の評価法の確立」並びに「病原体を検出する迅速方法に資する開発研究:SmartAmp法プライマーの評価および特異性・交差反応性パネルの開発」と、神奈川地域資源活用研究事業として、「のらぼう菜の品質特性・機能性評価と新規利用に関する研究」を行いました。

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