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シロアリ駆除剤や殺虫剤等に含まれている農薬成分による室内環境汚染について

( 平成 20 年度研究発表会  ポスター発表より)

神奈川県衛生研究所 理化学部 辻 清美

木材や床下の土壌に散布されている シロアリ駆除剤 、あるいは家庭内の衛生害虫等の 駆除のために使用される薬剤 には農薬成分が用いられており、 これらの物質による室内空気汚染が懸念 されています。これらはシックハウス対策の「化学物質の室内濃度の指針値(厚生労働省)」に入っている化学物質ばかりではありません。そこで、室内空気中のシロアリ駆除剤や家庭用殺虫剤等に使用される農薬成分について実態を把握するために、 一般家屋等の実態調査を行い、その汚染実態と濃度推移について検討を行いました



室内での化学物質の発生源はどこでしょうか
室内での化学物質の発生源はどこでしょうか
 
測定した農薬成分は・・・
測定した農薬成分は・・・
 
シロアリ駆除処理住宅の室内空気調査

  ( 1 )木造新築住宅

シロアリ駆除処理住宅の室内空気調査 シロアリ駆除処理住宅の室内空気調査 シロアリ駆除処理住宅の室内空気調査

新築住宅からは散布したイミダクロプリド
  (シロアリ駆除剤)は検出されませんでした。

   ( 2 )木造中古住宅( 11 月〜 )
             エトフェンプロックス(主剤)を床下に撒布した。
 


 

・中古住宅では、エトフェンプロックス( シロアリ駆除剤)が室内では 0.001 〜0.002 μ g/m3 、床下で 0.002 〜 0.008 μ g/m 3検出され、温度の上昇による再放散も認められました。


捕集フィルター・ポンプ

   (3 )事務所
       クロルフェナピル(主剤)を床下に撒布

 

・ 事務所からクロルフェナピル(シロアリ駆除剤)が 0.068 〜 0.086 μ g/m3 、フェニトロチオンが 0.059 〜 2.64 μ g/m3 検出されました。これらは揮発性の高い化学物質です。

シロアリ駆除剤は、揮発性の低いのものを使用することが重要と思われました。

 
一般住宅の室内空気中の農薬成分の調査結果

一般住宅では、プラレトリンやディート等7種類の化合物が検出されました。

低毒性でも、同時に多種類の化合物の使用は健康への影響が懸念されるので、家庭では殺虫剤等の過剰な使用は控えることが必要です。

一般住宅の室内空気中の農薬成分の調査結果
 
このように検出される化学物質を除去する方法を、現在検討中です

  参考)
  化学物質の室内濃度の指針値(厚生労働省)

化学物質の室内濃度の指針値(厚生労働省)





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